家庭内の長期保管品であり、折れ、汚れ、破けなどがあります。また、多少の書き込みなども見られます。また、背表紙に、写真のとおりタイトルの白いテープが貼られていますが、オリジナルのものか、後から貼ったものか、わかりません。　定価　6万円サブタイトル「その項目と戦時被害記録」とあり、前書きより抜粋し紹介します。　日本船名録と言うのは、政府またはその代行者である帝国海事協会などが毎年発行した総トン数20トン以上の船の台帳です、、、日本政府も明治14年以来毎年発行してきましたが、太平洋戦争のため昭和18年版を最後に発行が途絶えました。、、、毎年発行されるようになったのは昭和28年版からで、世界の一流海運国で戦時中の船舶台帳がないのさ日本だけとなりました。　この空白を埋めるため我々戦前船舶研究会は、昭和12年から昭和25年までの戦時日本船名録を作成し出版に踏み切りました、、、収録した船舶は46,819隻となりました。さらに、戦後60年間にわたり収集を重ねてきた国内に存在する全ての資料を用い、通常船名録には記載されないような項目、例えば船種、速力、造船所名に加え、陸海軍による徴傭期間や用途、沈没日付・原因・場所、戦没者数など約7千件を追記しこの船名録を完成させました。